「伝聞はもう一通りやった」でも、納得できていないあなたへ
定義も覚えたし、例外の条文も押さえた。
何度も過去問を解いてきたし、伝聞の出題には慣れているはずなのに、「本当に理解できているのか?」という不安がどこかに残る。
実際、こんな声が多くあります。
・伝聞か非伝聞か、要証事実と推認過程の整理が最後まで曖昧だった
・“真実性が問題となる”かどうかを形式的にしか判断できていない
・定義は出せるのに、答案での使い方になると自信がなくなる
・要証事実がそもそも何か、問題ごとにズレてる気がして怖い
構造の理解、要証事実の把握、条文との接続。どれかひとつでもズレていれば、答案全体があいまいになります。
一通りこなしたあとに残る、その不完全燃焼感。
それこそが、伝聞が“つかみどころのない論点”と言われる理由かもしれません。
伝聞の問題は、実は出題パターンがかなり絞られています。
要証事実を確定し、「その証拠がどの事実を立証するために提出されているのか」を理解すれば、
・伝聞/非伝聞の判断
・例外適用の要否と処理の順番
・弾劾証拠との整理
といった伝聞処理の柱が、明確に整理できるようになります。
つまり、正しい型を覚えて実戦形式で反復すれば、伝聞は“得点差がつくテーマ”に変わるのです。
伝聞法則は出題パターンがほぼ出尽くしているからこそ、
実は「 旧司法試験の問題」が、演習素材として最適です。
・「過去問の知識があれば取れる」からこそ、本質的理解が問われる
・短い問題で、要証事実や推認過程の扱いを正確に訓練できる
司法試験・予備試験の過去問を終えて、「新しい問題に取り組みたい」「いい問題集がない」と感じていた方にこそ、ぜひ取り組んでいただきたいのが、旧司法試験の問題です。
「旧司の問題で回しておけばよかった」
30代・予備試験合格者インタビュー
正直、予備試験と司法試験の過去問だけだと、演習量がどうしても足りないと感じていました。
でも、1問1問に時間をかけすぎる余裕はない。働きながらの勉強だったので、負担の大きい問題は後回しになってしまって……。
今振り返ると、旧司法試験の問題をもっと活用すべきだったなと思います。
問題文が短くて、それでいて伝聞や弾劾証拠みたいな“判断力が問われる論点”がきっちり出ている。
特に伝聞は、どこまでを要証事実として拾うのか、処理の型を練習するにはすごくいい素材だったと思います。
今だったら迷わず選びますね。時間をかけずに、ちゃんと身になる演習がしたいなら、あれ以上の素材はなかったなって。
理念・コンセプト
短時間で良問を回し、伝聞を仕上げる
この講座は、旧司法試験の良問10問を素材に、
伝聞法則の主要パターンを短時間で網羅的に整理するための講座です。
この講座の特徴
旧司の良問だけを使うから、短時間で質の高い演習が可能
無理にすべてを網羅しません。出尽くしたとされる伝聞分野の中で、今もなお有効なテーマ・視点を厳選。
「要証事実 → 証拠 → 論述」の視点を整理
推認過程と供述の意義を丁寧に解説し、非伝聞・例外・弾劾証拠の処理をスムーズに。
短時間で網羅的に仕上げたい方にも最適
忙しくて時間をかけられない方も、短時間で一気に仕上げられる構成に。
こんな方におすすめ
・伝聞の分野が苦手な方
・伝聞の分野を得意分野にしたい方
・伝聞の重要旧司過去問を短時間で習得したい方
・刑訴の勉強ににそこまで時間をかけられない方
・問題演習をしたいけど、いい教材がないとお悩みの方
講師インタビュー(QandA)
Q1. 「伝聞の出題パターンは絞られている」とのことですが、どのようなパターンを意識していますか?
伝聞の処理は大きく3つに分かれます。「非伝聞かどうかの判断」「伝聞例外の要件判断」「弾劾証拠など他の証拠手続との区別」です。出題ではこのいずれか、あるいは組み合わせが問われるケースがほとんどで、論点としては絞られています。旧司法試験の中には、その典型が詰まった問題が多いんです。
Q2. 本講座では旧司法試験の問題を使うとのことですが、現在の試験対策として十分対応できますか?
十分対応できます。旧司の問題は短くて読みやすいのに、要証事実の特定や例外の使い方など“構造”を正確に押さえていないと解けないものが多く、今の試験でも通用する練習になります。特に伝聞は出題のパターンが限られているので、旧司の良問で型を叩き込むのが一番効率的です。
Q3. 伝聞に苦手意識がある受験生に、どんな勉強方法を勧めますか?
まず「要証事実が何か」を最初に考えるクセをつけることですね。次に、その供述が“事実認定にどう関わるか”を考える。これだけでだいぶ整理がつきます。条文を丸暗記するより、型と流れを掴む方が大事なので、本講座では問題を通じてその思考法を身につけられるように意識しています。
受講条件
講座形式
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