私は父親が弁護士という環境で育ったため、幼少期から司法試験は身近な選択肢でした。 しかし、慶應義塾大学入学直後に某司法試験予備校に入るも半年で挫折。当時は公認会計士にも興味を持つなど、司法試験に挑む覚悟がまだ決まっていませんでした。
ロースクール入試の際も既修コースのレベルには至らず、2011年に未修コースに入学。 1回目のロースクールでは留年も経験し、4年かけて2015年に修了しました。
その後に挑んだ司法試験でしたが、最初の4回は3000番〜4000番台と成績の伸びが見られず泥沼にはまったようでした。 今振り返ると、答案の書き方や過去問の検討が不十分だったことが原因だと思います。
特に行政法は5回目までE評価やF評価が続き、苦手意識が強くありました。 憲法や民事訴訟法も完成に時間がかかり、初見の問題に対して何が足りないのかが分からず、薄っぺらい勉強しかできていなかったと思います。
再現答案も書いたことがなく、試験直後に「いけるかも」という勝手な自信が生じて、発表までの期間に勉強を継続しないスタイルでした。 それが不合格を繰り返す原因でした。
この時期、特に精神的に辛かったのは、弟と妹が先に司法試験に合格したことでした。
それまでプライドからかあまり他者からのアドバイスを受けてこなかったことにも気づき、取り残された焦燥感の中、人からの助けを借りる必要性を痛感しました。
「このままではまずい」と4回目の不合格後、BEXAの決起集会に参加しました。
それまでは「いつかは受かるだろう」と甘く見ていた自分がいましたが、受験資格を失ってしまう危機感もあり、勇気を出して参加を決意。
オフラインでのイベントで講師の方と直接話すことができ、合格者の声を聞くことでモチベーションを上げることができました。
また、それまで受けてこなかった個別指導も受講しました。
私が受けた個別指導は、某予備校の個別指導で、一人の講師から継続的にサポートを受けられるものでした。
4回目の不合格が判明した9月から直前期まで約半年間、週1回程度、計30回ほど受講。
1時間あたり2万円程度と高額でしたが、「必要経費」として捻出しました。
事前に答案を作成して添削してもらい、コメントをもらう。この繰り返しが、答案を書く機会を増やし、学習に非常に役立ちました。
個別指導では、自分のレベルに合わせた指導を受けることができ、「こんなこと聞いてもいいのかな」という聞きにくい質問も遠慮なく質問ができたことがよかったと思います。
過去問だけではなく短文事例問題の演習や口頭での指導で、基礎から積み上げる力を養うことができました。
法的三段論法を意識した書き方の基本だけでなく、あてはめのコツや答案全体のバランスの取り方が初めてわかってきたのがこのときでした。
また、時間管理・答案の分量管理の意識が足りないと気付かされました。
個別指導を受けた後、5回目の受験では、成績が1900番台まで上がり、手応えを感じました。
しかし、5回の不合格後、司法試験の受験資格を失ってしまいました。
その後、私は5年間のブランク期間に正社員として就職しながら、予備試験に挑戦しました。
令和2年から4回連続で受験しましたが、働きながらでは勉強時間が確保できず、思うような結果は出ませんでした。
令和3年に短答式試験は合格しましたが1回のみでした。
そして令和6年、私は筑波大学の社会人ロースクール(既修コース)に入り直す決断をしました。
その段階では全国模試で合格ボーダーライン上にいたこと、そして筑波大学の既修コース入学が決まったことで在学中受験までのカウントダウンが始まり、モチベーションが一気に高まりました。
これが最大のターニングポイントとなりました。
筑波大学は働きながら通うことができるロースクールでしたが、在学中受験での合格を達成するため、地元での仕事を辞めて専業で勉強することを選びました。
1度目のロースクールとは違い、以前の学習経験により、ロースクールの授業が論証の洗練や理解の整理にプラスに働き、苦労は少なかったです。
専業での学習により、1日8時間から10時間の勉強時間を確保し、授業以外での学習時間は週に約50時間でした。
これまで応援してくれた家族の期待に応えたいという気持ちが、モチベーションを支えました。
また、勉強をしない日を週に1日設けることでメリハリをつけました。
メンタルを病まないよう、気分転換をする日を作ることでバランスを保つことができ、結果につながったと思います。
私が最終的に使用した教材は、某予備校の総合講義と論証集でした。
論証暗記は一つに絞り、必要に応じて加筆して自分なりの1冊に仕上げました。
自分なりにカスタマイズしながら一元化することが大切だと思います。
また、某予備校の過去問講座、答案の書き方講義、愛川先生の行政法講座なども活用し基礎を徹底しました。
苦手科目だった憲法対策としては、伊藤たける先生の『判例出題ランキング』の講義を短答前夜に全て聞き直しました。
前日までの論文試験の手応えから、苦手科目である憲法で足切りを回避するための作戦を立てたこと、 試験での相場感が身につき対策を立てられるようになったことが功を奏しました。
そしてついに念願の合格。
5回の不合格、5年の社会人生活、そして2回目のロースクール入学。
15年以上の歳月を経て掴んだ合格は、一人では成し遂げられませんでした。
家族の支え、個別指導による継続的なサポート、そして基礎の徹底。
私の経験が、同じように苦しむ受験生に、道筋を示せれば幸いです。
多くの受験生が書ける基本的な事項を答案で書けるように準備することが最も重要です。
基礎的な事項で穴を作ってしまうとD評価、E評価につながり大きなマイナスになります。
具体的には、論証集を一冊に絞り、繰り返し読み込み、最後の1ヶ月や1週間で叩き込むことを推奨します。
また、再現答案を書けないレベルでは合格は難しく、自分なりの答案の書き方をマスターすることが不可欠だと思います。
そして何より強調したいのが、継続的な他者からの指導の重要性です。
私のように、何が悪いのか、どうすれば良いのかわからない受験生には、個別指導を受けるなどして抜本的な改革を行うことを強くおすすめします。
| 区分 | 教材 | 提供 |
|---|---|---|
| 全科目共通 | 『新・短答完璧講座』 | 辰已法律研究所 |
| 全科目共通 | 『【短答対策アプリ】辰已の肢別 [司試・予備・LS]』 | 辰已法律研究所 |
| 憲法 | 『直前ラスト早まくり講義』 | 辰已法律研究所 |
| 憲法 | 『判例百選 出題ランキング講義』 | BEXA |
| 憲法 | 『【短答対策アプリ】辰已の肢別 [司試・予備・LS]』 | 辰已法律研究所 |
| 民法 | 『直前ラスト早まくり講義』 | 辰已法律研究所 |
| 民法 | 『新・短答完璧講座』 | 辰已法律研究所 |
| 民法 | 『【短答対策アプリ】辰已の肢別 [司試・予備・LS]』 | 辰已法律研究所 |
| 刑法 | 『新・短答完璧講座』 | 辰已法律研究所 |
| 刑法 | 『【短答対策アプリ】辰已の肢別 [司試・予備・LS]』 | 辰已法律研究所 |
| 区分 | 教材 | 提供 |
|---|---|---|
| 全科目共通 | 『答案の書き方講義』 | BEXA |
| 全科目共通 | 『司法試験・予備試験 総合講義100』 | アガルートアカデミー |
| 全科目共通 | 『司法試験・予備試験 総合講義 論証集』 | アガルートアカデミー |
| 全科目共通 | 『司法試験過去問講座』 | 加藤ゼミナール |
| 全科目共通 | 『直前ラスト早まくり講義』 | 辰已法律研究所 |
| 科目 | 教材 |
|---|---|
| 憲法 |
『答案の書き方講義』 『司法試験・予備試験 総合講義100』 『司法試験・予備試験 総合講義 論証集 憲法』 『司法試験過去問講座』 『直前ラスト早まくり講義』 |
| 民法 |
『答案の書き方講義』 『司法試験・予備試験 総合講義100』 『司法試験・予備試験 総合講義 論証集 民法』 『司法試験過去問講座』 『直前ラスト早まくり講義』 |
| 刑法 |
『答案の書き方講義』 『司法試験・予備試験 総合講義100』 『司法試験・予備試験 総合講義 論証集 刑法』 『司法試験過去問講座』 『直前ラスト早まくり講義』 |
| 行政法 |
『答案の書き方講義』 『司法試験・予備試験 総合講義100』 『司法試験・予備試験 総合講義 論証集 行政法』 『司法試験過去問講座』 『直前ラスト早まくり講義』 |
| 会社法 |
『答案の書き方講義』 『司法試験・予備試験 総合講義100』 『司法試験・予備試験 総合講義 論証集 商法』 『司法試験過去問講座』 『直前ラスト早まくり講義』 |
| 民事訴訟法 |
『答案の書き方講義』 『司法試験・予備試験 総合講義100』 『司法試験・予備試験 総合講義 論証集 民事訴訟法』 『司法試験過去問講座』 『直前ラスト早まくり講義』 |
| 刑事訴訟法 |
『答案の書き方講義』 『司法試験・予備試験 総合講義100』 『司法試験・予備試験 総合講義 論証集 刑事訴訟法』 『司法試験過去問講座』 『直前ラスト早まくり講義』 |
2026年3月23日 BEXA事務局
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