4S答案は1割が条文で8割が問題文の書き写し!?『4Sマル秘訓練法』

その答えが、「4S基礎講座」にあります！

■4S答案は「条文＋問題文」が9割！

平成23年予備試験刑法の4S答案例を見てください。

「これ、法的三段論法になってない？」と思うかもしれません。

でも実はこれこそが、本来の法的三段論法の形。

受験生の中には、法的三段論法とは「法解釈⇒あてはめ⇒結論」や「問題提起⇒規範(法解釈)⇒あてはめ」等と勘違いしている人がいらっしゃいます。
ですが、実は法的三段論法とは……

法解釈や、その結果である規範を必ず提示しなければならないわけではなく、むしろ原則は条文そのものを提示すれば足り、その条文の解釈が必要になったときに初めて例外的に法解釈・規範が出てくるのです。重要なことなのでもう一度言いますが原則は条文そのものなのです。

また、小前提＝事実は、問題文の書き写しで充分に対応できるので、上記のような答案になります。
つまり、条文そのものに問題文の事実を直接あてはめるのが原則なのです。
4Sでは「大前提と小前提は自分の言葉で書かなくてもいい、条文と問題文の書き写しだけで法的三段論法の答案を書くこと」を徹底的に訓練します。

司法試験・予備試験の答案には解釈・規範・論証が必須だと考えてませんか？

今の予備試験・司法試験では、問題文の事実の量が大幅に増えました。その採点実感・出題趣旨でくり返し「問題文の事実を使ってほしかったのに…」という旨が書かれていることからも、問題文の「事実」に大きく点数が振られていることは間違いないでしょう。
ぜひ一度、実際に時間を計って、大きく点数が振られている問題文の事実をフル活用した答案を書いてみてください。法解釈論を書いている(時間的・紙面的)余裕などほとんどないことが分かりますから。

そのため、大前提はあくまで条文(の文言)自体であると考え、そこに小前提＝問題文の事実をあてはめることで、合格点を獲ることができるのです。

原則は、「条文の文言に問題文を事実を直接あてはめる。」
例外的に、条文の文言に事実があてはまるかどうか不明確といった場合にだけ、条文(の文言)を解釈をする必要が初めて出てくるので、法解釈・規範定立(をまとめた論証)は、必然と優先順位は低くなります。

■条文＋問題文を意識するための「マル秘訓練法」

そこで、条文と問題文を意識するための訓練法のヒントをご紹介します。

なお、
“そもそもどの条文を選択すべきか分からない”
“問題文のどの事情を書き写せばいいのか分からない”
“選択した条文のどの文言からあてはめていけばいいのか分からない”
“箇条書きの間をつなぐ言葉を自分で作り出すことができない”
という方には、4Sメソッドがオススメです！